人工衛星データを用いたアラスカ域のクロトウヒ林における長期的な二酸化炭素フラックスの解析
人工衛星データを用いたアラスカ域のクロトウヒ林における長期的な二酸化炭素フラックスの解析
レコードナンバー | 771958 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00015066 | NACSIS書誌ID | AN00200732 |
著者名 | 伊達 尚史 植山 雅仁 原薗 芳信 太田 雄二 岩田 徹 山本 晋 | ||
書誌名 | 農業氣象 | ||
別誌名 | J. Agric. Meteorol Journal of agricultural meteorology 農業気象 Journal of the agricultural meteorology | ||
発行元 | 養賢堂 | ||
巻号,ページ | 65巻・ 1号, p.47-60(2009-03) | ISSN | 00218588 |
全文表示 | PDFファイル (1244KB) | ||
抄録 | 人工衛星から得られた正規化植生指数(NDVI)と全球を対象に整備された気象データ(気温、日射量)を入力として、アラスカ域のクロトウヒ林における二酸化炭素収支量を評価するモデル(Kitamoto et al.、2007)を改良した。新しいモデルには、様々な環境要因による光合成の抑制を再現するスキームが導入され、このモデルにより推定された総一次生産量(GPP)、生態系呼吸量(RE)、純生態系交換量(NEE)は以前のモデルの推定結果と比べて、より精度良く地上の観測結果を再現できていた。また、季節変動も地上観測結果をよく再現した。アラスカ域のクロトウヒ林における1982年から2003年までのGPP、RE、NEEを評価した。これらの値の22年平均値は、それぞれ2,172、2,008、 -164 g CO2/m2/yとなった。モデルの計算結果から、GPPは春の気温に感度が高く、REは夏の気温に感度が高い事が示唆された。したがって、アラスカ地域のクロトウヒ林では、春に昇温する場合は二酸化炭素吸収が増加し、夏に昇温する場合は二酸化炭素吸収が減少する事が示唆された。 | ||
索引語 | モデル;クロトウヒ林;アラスカ域;春;夏;昇温;気温;RE;再現;評価 | ||
引用文献数 | 51 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |