寒冷地向け大麦品種「シンジュボシ」の育成とその特性
寒冷地向け大麦品種「シンジュボシ」の育成とその特性
レコードナンバー | 772044 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20010231 | NACSIS書誌ID | AA11655277 |
著者名 | 吉川 亮 中村 和弘 伊藤 美環子 伊藤 裕之 佐藤 暁子 伊藤 誠治 八田 浩一 中村 洋 星野 次汪 | ||
書誌名 | 東北農業研究センター研究報告 = Bulletin of the National Agricultural Research Center for Tohoku Region | ||
別誌名 | Bulletin of Tohoku Agricultural Research Center Bulletin of the Tohoku Agricultural Research Center Bull. Natl. Agric. Res. Cent. Tohoku Reg. 東北農研研報 独立行政法人農業技術研究機構東北農業研究センター研究報告 | ||
発行元 | 東北農業研究センター | ||
巻号,ページ | 110号, p.67-82(2009-03) | ISSN | 13473379 |
全文表示 | PDFファイル (1652KB) | ||
抄録 | 「シンジュボシ」は、1992年5月に東北農業試験場(現・東北農業研究センター)において、渦性、早生・短強稈で炊飯白度の高い「東北皮30号」を母とし、並性で極早生・短強稈の「シュンライ」を父として人工交配を行い、以降集団育種法で選抜・固定を図ってきたものである。2003年2月に皮麦農林36号「シンジュボシ」として命名登録を行った。標準品種の「ミノリムギ」に比較して次のような特徴を持つ。播性はIVで、出穂期、成熟期ともに2日程度早い早生の晩である。稈長は同程度で、穂長はやや短く、穂数は少ない。耐寒雪性と耐倒伏性は同程度のやや強で、耐凍上性は同程度の強である。穂発芽性はやや難である。小さび病、うどんこ病、赤かび病は中で同程度である。収量はやや少ない。千粒重は大きく、リットル重はやや大きい。外観品質は優れる。55%搗精時間はやや短く、55%搗精白度が高く、精麦適性は優れる。精麦のポリフェノール含量はやや低く、炊飯後の褐変が少なくて炊飯白度は高く、炊飯適性が優れる。本品種の栽培適地は、東北・北陸地域の根雪期間80日以下の平坦地である。 | ||
索引語 | シンジュボシ;早生;短強稈;炊飯白度;強;性;東北農業試験場;東北農業研究センター;渦性;並性 | ||
引用文献数 | 6 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |