森林の多面的機能に関わる土壌・生物要因の林相間比較(1)

森林の多面的機能に関わる土壌・生物要因の林相間比較(1)

レコードナンバー772118論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009360NACSIS書誌IDAN1005962X
論文副題表層土壌の理学性
著者名中川 昌彦
大野 泰之
山田 健四
八坂 通泰
寺澤 和彦
書誌名北海道林業試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Hokkaido Forestry Research Institute
Bulletin of the Hokkaido Forest Experiment Station
発行元北海道立林業試験場
巻号,ページ46号, p.127-136(2009-03)ISSN09103945
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抄録森林の多面的機能に関わる土壌要因の林相間比較を行うため、同一の地質(第三紀砂岩・泥岩互層)、気象条件、斜面方位に成立する林齢40〜50年生の、ウダイカンバ二次林、ウダイカンバ人工林、カラマツ人工林、トドマツ人工林およびトウヒ類人工林の計5林分において、土壌断面の記載と表層土壌の理学性の調査を行った。A0層の量は、ウダイカンバ人工林で少なく、カラマツ人工林とトウヒ類人工林で多かった。A層はカラマツ人工林とトウヒ類人工林で薄く、A層の構造は、トウヒ類人工林で粒状、それ以外では塊状となっていた。最小容気量には、林相間での有意な違いはみられなかった。最大容水量、全孔隙率、粗孔隙率、細孔隙率、成長有効水分率、全有効水分率については、主としてトドマツ人工林で他の林分よりも有意に高かった以外には、林相による違いはほとんどみられなかった。これらの結果から、第三紀砂岩・泥岩互層を母材とする土壌の広葉樹二次林で林相転換を行った場合、トウヒ類人工林で土壌構造が乾燥している林地でよく見られる粒状に変化し、トウヒ類人工林やカラマツ人工林でA層の発達が抑制され、またトドマツ人工林で最大容水量、粗孔隙率、細孔隙率および成長有効水分率が高くなる可能性が示唆された。しかしそれ以外については、40〜50年という期間では土壌の理学性が大きく変化する可能性は小さいと考えられた。
索引語人工林;林相;土壌;二次林;林分;最大容水量;トウヒ;トウヒ類人工林;A層;以外
引用文献数17
登録日2011年02月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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