森林の多面的機能に関わる土壌・生物要因の林相間比較(2)

森林の多面的機能に関わる土壌・生物要因の林相間比較(2)

レコードナンバー772119論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009360NACSIS書誌IDAN1005962X
論文副題下層植生
著者名中川 昌彦
大野 泰之
山田 健四
長坂 有
八坂 通泰
書誌名北海道林業試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Hokkaido Forestry Research Institute
Bulletin of the Hokkaido Forest Experiment Station
発行元北海道立林業試験場
巻号,ページ46号, p.137-144(2009-03)ISSN09103945
全文表示PDFファイル (475KB) 
抄録ウダイカンバ二次林、ウダイカンバ、カラマツ、トドマツおよびトウヒ類の人工林において、5月上旬、7月上句、9月上旬に下層植生の調査を、また8月下旬に相対光合成有効光量子束密度の調査を行った。出現種数は、トドマツ人工林で最も多く、以下カラマツ人工林、トウヒ類人工林、ウダイカンバ人工林の順となり、ウダイカンバ二次林で最も少なかった。トドマツ人工林やウダイカンバ人工林では林外種も見られたものの、出現種のほとんどは林内種であり、外来種は見られなかった。ウダイカンバ二次林、ウダイカンバ人工林およびカラマツ人工林ではクマイザサが優占していた。下層植生全体の被度は、トドマツ人工林においては5月上旬では低かったものの、7月上旬や9月上旬では5林分中で最も高かった。一方、トウヒ類人工林では観察期間中を通じて被度が低かった。相対光合成有効光量子束密度は、ウダイカンバ人工林で最も高く、カラマツ人工林、トドマツ人工林、ウダイカンバ二次林、トウヒ類人工林の順に減少した。種の多様度指数は、トドマツ人工林で最も高く、次にカラマツ人工林で高く、トウヒ類人工林で最も低かった。下層にクマイザサが優占する広葉樹二次林において人工林を造成した場合、低密度のウダイカンバ人工林を造成しても下層植生の多様性はそれほど高くならないが、カラマツを植栽するか、または常緑針葉樹を植栽しても林床に到達する光を確保することで、下層植生の多様性が高くなるものと考えられる。
索引語トドマツ人工林;ウダイカンバ人工林;下層植生;ウダイカンバ二次林;人工林;カラマツ人工林;トウヒ類人工林;被度;カラマツ;ウダイカンバ
引用文献数11
登録日2011年02月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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