福岡湾への窒素・リン負荷量の長期変動について
福岡湾への窒素・リン負荷量の長期変動について
レコードナンバー | 772170 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00012384 | NACSIS書誌ID | AN10425987 |
著者名 | 江藤 拓也 片山 幸恵 江崎 恭志 | ||
書誌名 | 福岡県水産海洋技術センター研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center | ||
発行元 | 福岡県水産海洋技術センター | ||
巻号,ページ | 19号, p.35-40(2009-03) | ISSN | 09192468 |
全文表示 | PDFファイル (476KB) | ||
抄録 | 福岡湾に負荷される窒素・リンの長期的な変動を整理し、湾内への負荷量と湾内の水質、底質環境との関係を検討した。福岡湾への負荷量はT-N(全窒素)は3,362〜6,542t/年の範囲で推移し上昇傾向を、T-P(全リン)で153t〜488t/年の範囲で推移し下降傾向を示し、TN/TP比は25年間で約4倍に増加した。そのうち河川と下水処理場からの負荷が大半を占め、下水処理場のT-Nが増加し、河川及び下水処理場のT-Pが減少したことが原因と考えられた。湾内の水質ではT-Nは横ばいもしくは増加傾向を、T-Pは減少傾向を示し、TN/TP比は約1.5〜2倍に増加し、負荷量の変動とよく対応している。一方、底質とは対応はみられない。負荷量と水質のTN/TP比の変動との関係をみると、強い正の相関がみられ、特に湾奥部で強い。このことから湾内の水質の栄養塩バランスの変化に湾内への負荷量の栄養塩バランスの変化が強く関与していることが示唆された。 | ||
索引語 | T-N;湾内;負荷量;水質;福岡湾;増加;変動;TN/TP比;下水処理場;窒素 | ||
引用文献数 | 10 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |