国営アルプスあづみの公園保護区におけるオオルリシジミShijimiaeoides divinus barine蛹導入個体群に関する生命表調査

国営アルプスあづみの公園保護区におけるオオルリシジミShijimiaeoides divinus barine蛹導入個体群に関する生命表調査

レコードナンバー772210論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
著者名平林 純之介
江田 慧子
中村 寛志
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ45巻・ 1-2号, p.21-30(2009-03)ISSN05830621
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抄録本研究では、安曇野の国営アルプスあづみの公園内の保護区においてオオルリシジミ蛹導入個体群が定着しない原因を明らかにし、保護活動に反映させることを目的として、2005年から2008年にかけて卵期から4齢幼虫期までの死亡率および死亡要因を調査し、生命表を作成した。(1)卵期の死亡要因として寄生、毛ごと落下、生理死、未受精を確認した。寄生の大部分を占めたのは、タマゴコバチ科のメアカタマゴバチであった。(2)幼虫期ではハナグモなどのクモ類とシモフリクチブトカメムシなどのカメムシ類による捕食を確認した。(3)トビイロケアリやクロヤマアリが3齢幼虫や終齢幼虫に付随していた。(4)2005年の生存曲線から、卵期で個体数が大きく減少しているのが明らかになった。また4齢期の生存率は無処理区で2.4%、ガ除去区では4.5%となり有意差があった。2006年では卵期の死亡率が2005年より高く、4齢まで生存したのは3.4%であった。(5)網掛け区では、4齢までの生存率が18.5%と36.0%で自然状態より高い値であった。(6)2007年の卵期の死亡要因調査で最も死亡率の高かったのは、卵寄生蜂による寄生で42.5%であった。一方、工業団地では24.6%の寄生率であった。(7)以上の結果から、国営アルプスあづみの公園内の保護区におけるオオルリシジミの個体群維持と定着できる条件として野焼きや生息地の面積などについて考察した。
索引語卵期;国営;寄生;4齢;確認;生存率;死亡率;メアカタマゴバチ;幼虫期;終齢幼虫
引用文献数22
登録日2011年09月30日
収録データベースJASI, AGROLib

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