アブラナ科野菜の乳酸発酵によるγ-アミノ酪酸含量とアンジオテンシンI変換酵素阻害能の増強効果
アブラナ科野菜の乳酸発酵によるγ-アミノ酪酸含量とアンジオテンシンI変換酵素阻害能の増強効果
レコードナンバー | 772227 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20005895 | NACSIS書誌ID | AN10485504 |
著者名 | 法村 奈保子 小林 元太 小松 豊 前田 稔 牧 哲義 園元 謙二 | ||
書誌名 | 福岡県農業総合試験場研究報告 | ||
別誌名 | 福岡農総試研報 Bull. Fukuoka Agric. Res. Cent | ||
発行元 | 福岡県農業総合試験場 | ||
巻号,ページ | 28号, p.11-16(2009-03) | ISSN | 13414593 |
全文表示 | PDFファイル (500KB) | ||
抄録 | 福岡県特産の「三池高菜」等アブラナ科野菜から新しい食品素材を創出するため、アブラナ科野菜の品種を選定するとともに、野菜から分離した植物性乳酸菌でアブラナ科野菜を乳酸発酵し、その発酵液のγ-アミノ酪酸(GABA)含量およびアンジオテンシンI変換酵素(ACE)阻害能について検討した。原料野菜としては、GABAおよびグルタミン酸含量が多く、ACE阻害能が高かった「三池高菜」、「かつお菜」、「山汐菜」の3品種を選定した。野菜より分離した植物性乳酸菌で「三池高菜」、「かつお菜」、「山汐菜」を乳酸発酵し、その発酵液の抗酸化性、GABA含量およびACE阻害能が高かった8菌株を選抜した。8菌株を同定した結果、Lactobacillus brevisが2菌株、Enterococcus gallinarumが2菌株、Enterococcus Asseliflavusが1菌株であった。アブラナ科野菜を選定菌株で乳酸発酵すると、GABA含量およびACE阻害能が高い乳酸発酵液が得られた。これらの乳酸発酵液中のGABAは安定性が高く、30℃で4週間貯蔵しても減少しなかったことから、食品素材として有望であると考えられた。 | ||
索引語 | 乳酸発酵;アブラナ科野菜;野菜;三池高菜;ACE阻害能;GABA;発酵液;選定;食品素材;分離 | ||
引用文献数 | 19 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |