形態および成長特性の主成分分析によるネギの品質分類の検証

形態および成長特性の主成分分析によるネギの品質分類の検証

レコードナンバー772296論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20006215NACSIS書誌IDAA11648748
著者名若生 忠幸
塚崎 光
小原 隆由
吉田 昌美
島崎 聡
安藤 利夫
山下 謙一郎
小島 昭夫
書誌名野菜茶業研究所研究報告
発行元農業技術研究機構野菜茶業研究所
巻号,ページ8号, p.121-130(2009-03)ISSN13466984
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抄録ネギは国内外に多様な品種が分化しており,これまでいくつかの形態的・生態的特徴に注目して分類されてきたが,現存する多数の品種について客観的データに基づいた分類の検証はなされていない。そこで,ネギおよび近縁種157品種・系統を栽培し,形態および成長特性に関する諸形質について調査した。形態特性については,植物体の長さと太さに関する形質間でそれぞれ有意な正の相関が認められ,花茎長,分げつ数と葉身折径,葉鞘中央部径,花茎折径との間には負の相関が認められた。一方,成長特性については,厳冬期の相対成長率と盛夏~初冬期の相対成長率との間に正の相関が,早春期の相対成長率との間に負の相関が認められた。また,葉鞘長,葉鞘折径,葉鞘中央部径と初冬~厳冬期の相対成長率との間には正の相関が,開花期との間には負の相関が認められた。形態特性9形質について主成分分析を行った結果,主に植物体の太さに関する第1主成分と長さに関する第2主成分で約67%の寄与率となった。これらを基に作成した散布図では,従来の品種分類に応じていくつかの品種群・系ごとのグループが形成された。また,成長特性7形質について主成分分析の結果,国外の品種および晩ネギ群は特異的な分布を示した。主成分分析におけるこれらの位置をもとに,従来の分類体系による各品種群・系の標準的な特徴を抽出し,これらによく適合する29の標準品種を選定した。これらの標準品種について,2002-2003年に形態特性9形質を再調査し,157品種の解析で得られた主成分の計算式に当てはめたところ,同様な結果が得られた。このため,多数の遺伝資源の特性調査により得られた主成分および各品種群の特性を代表する標準品種は,ネギの品種特性を客観的に評価するための指標として有用と考えられる。
索引語正の相関;負の相関;主成分分析;品種;相対成長率;ネギ;成長特性;これら;主成分;形態
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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