PCR-RFLP法を用いた名古屋種雄の遅羽性遺伝子型判定

PCR-RFLP法を用いた名古屋種雄の遅羽性遺伝子型判定

レコードナンバー772453論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005654NACSIS書誌IDAN00186755
著者名中村 明弘
小林 正直
野田 賢治
近藤 一
神作 宜男
書誌名日本家禽学会誌
別誌名Japanese journal of poultry science
Jpn. poult. sci.
家禽会誌
日本家禽会誌
The journal of poultry science
Japanese poultry science
発行元日本万国家禽学会
巻号,ページ46巻・ 1号, p.9-15(2009-04)ISSN00290254
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抄録ニワトリ白血病ウイルス由来の内在性ウイルス遺伝子ev-21はZ染色体上に存在する遅羽性(K)遺伝子と連鎖している。速羽性の雄(k(+)/k(+))を遅羽性の雌(K/-)に交配すると、雄雛では遅羽性(K/k(+))となり、雌雛では速羽性(k(+)/-)となることから、K遺伝子は初生雛の雌雄鑑別に広く利用されている。この羽毛鑑別を行うためには遅羽性と速羽性の2種類の系統が必要であるが、遅羽性の雄にはK遺伝子のホモ接合体(K/K)とヘテロ接合体(K/k(+))が存在し、それらは初生雛の表現型の違いによって区別できなかった。このことから、これまで遅羽性系統を作出するには多くの労力がかかる後代検定を行う必要があった。近年、白色レグホーンではKおよびk(+)遺伝子近傍領域の制限酵素断片長多型(RFLP)によって、雄の遅羽性遺伝子型(K/KとK/k(+))を効率的かつ正確に判定できることが報告されている。そこで、本研究では名古屋種についても同様にPCR解析を利用してK/KとK/k(+)を判別できるか検討した。名古屋種におけるKとk(+)遺伝子間の違いを調査するため、Kおよびk(+)遺伝子近傍領域の1456bpについて塩基配列を決定した。その結果、Kとk(+)の塩基配列を比較すると、7ケ所で違いが見られた。Transition型の置換は213、294および616番目の位置で、Transversion型の置換は333、694および794番目の位置で見られた。さらに、Kでは189-193番目の位置で欠失が見られた。k(+)において292-295番目の位置にMbo Iの認識配列(GATC)が存在したが、Kには存在しないことが明らかになり、名古屋種ではK/KとK/k(+)の判定にMbo Iを用いた制限酵素断片長多型が有効であることが示された。
索引語遅羽性;速羽性;K/k;存在;K/K;位置;雄;K遺伝子;初生雛;違い
引用文献数18
登録日2011年04月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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