腎機能不全を主徴とした馬のレプトスピラ症
腎機能不全を主徴とした馬のレプトスピラ症
レコードナンバー | 772481 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 畠添 孝 帆保 誠二 山下 紀幸 小松 耕史 三角 一浩 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 62巻・ 4号, p.303-307(2009-04) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (390KB) | ||
抄録 | 長距離輸送直後から発熱に対する治療を繰り返した後、腎機能不全となった1歳馬が、輸送後21日目に動物病院に搬入された。入院初日、可視粘膜充血、白血球数増加、高尿素窒素血症を認め、導尿によって得た尿沈渣および血液の培養液からPCR法で病原性レプトスピラの特異的遺伝子を検出した。輸液(75ml/kg/日)と抗生物質治療(セファゾリンナトリウム50mg/kg/日)を開始し、第11と21病日には、それぞれ白血球数および血中尿素窒素(BUN)は低下・安定化したが、多飲多尿、BUN/クレアチニン比の上昇、高カルシウム低リン血症が持続し、第33病日に安楽殺した。剖検では腎臓の腫大と皮質の慢性炎症を認め、病原体レプトスピラ特異的遺伝子も検出された。腎機能不全を主徴とした馬のレプトスピラ症と診断し、疫学調査の必要性が示唆された。 | ||
索引語 | 腎機能不全;主徴;レプトスピラ症;馬;認め;入院初日;可視粘膜充血;白血球数増加;尿素窒素血症;導尿 | ||
引用文献数 | 14 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |