収穫前段階における玄米カドミウムの汚染リスク予測技術
収穫前段階における玄米カドミウムの汚染リスク予測技術
レコードナンバー | 772824 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20032024 | NACSIS書誌ID | AA12207453 |
著者名 | 今井 清之 柴原 藤善 堀田 悟 小野 信一 | ||
書誌名 | 滋賀県農業技術振興センター研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Shiga Prefecture Agricultural Technology Promotion Center 滋賀農技セ研報 Bull. Shiga. Pref. Agric. Tech. Promo. Cent. | ||
発行元 | 滋賀県農業技術振興センター | ||
巻号,ページ | 48号, p.23-34(2009-03) | ISSN | 18814735 |
全文表示 | PDFファイル (873KB) | ||
抄録 | カドミウム(Cd)の汚染リスク管理体制を確立するため、リスクの高い現地圃場において、生産対策としてアルカリ資材施用と湛水管理によるカドミウム吸収抑制技術を圃場レベルで実証するとともに、カドミウムの吸収・玄米蓄積経過や圃場内の変動分布を解析することにより、収穫前段階で玄米Cd濃度をモニタリングし、汚染リスクを予測する方法について検討した。1)カドミウム低汚染圃場において、カドミウム吸収抑制対策としてアルカリ資材の施用に加え、出穂前後各3週間の継続的な湛水管理が有効なことを実証した。2)収穫1、2週間前の玄米Cd濃度だけでなく、茎・葉鞘部(基部を除く部分)の濃度と玄米Cd濃度との間に相関が認められたことから、これらの部位のCd濃度が玄米Cd濃度を予測するための有効な指標となる可能性が示唆された。3)玄米Cd濃度が0.1〜0.2mg/kg程度の圃場(30a)においては、圃場の長辺方向(100m)に1往復あたり50穂(最長稈穂)を採取して2〜4往復(100〜200穂)する方法により、圃場を代表する試料が簡便かつ効率的に得られると考えられた。 | ||
索引語 | 圃場;玄米Cd濃度;濃度;穂;収穫前段階;カドミウム;湛水管理;実証;予測;方法 | ||
引用文献数 | 16 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |