異なる渓畔帯幅を持つ集水域から流出する2つの渓流における,pHの時空間変動に及ぼす二酸化炭素分圧とその他の要因による影響

異なる渓畔帯幅を持つ集水域から流出する2つの渓流における,pHの時空間変動に及ぼす二酸化炭素分圧とその他の要因による影響

レコードナンバー772949論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011887NACSIS書誌IDAN10165252
著者名仲川 泰則
柴田 英昭
佐藤 冬樹
笹賀 一郎
書誌名環境科学会誌 = Environmental science
別誌名環境科学会誌
発行元環境科学会
巻号,ページ22巻・ 3号, p.173-186(2009-05)ISSN09150048
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抄録著者らは、北海道の2つの集水域について、渓流水のpHの時空間変動と、その変動を引き起こす要因について評価した。1つの集水域は、渓流の流路沿いに湿地が広がり、もう1つは狭い渓畔域を持つ。著者らは、渓畔湿地が渓流水のpHに及ぼす影響についても評価した。本研究では、渓流水のpHはほぼ中性で、主に二酸化炭素分圧(以下、pCO2)によりコントロールされていた。つまり、渓流水・渓畔帯からのCO2の脱気により、高いpCO2と低いpHを示す湧水から低いpCO2と高いpHを示す下流の水に徐々に変化していった。流路周辺の地下水は、渓流水よりも高いpCO2と低いpHを示した。地下水の流入により渓流水量が増加するが、渓流水のpHには明瞭な影響を示さなかった。このことは、土壌と渓流の境界面で比較的速やかなCO2の脱気が起こることを示唆する。広い渓畔湿地を持つ集水域は、高いpCO2と低いpHを示す小さな支流を有し、この支流が直接的に渓流水を酸性化した。融雪期にこの支流の流量が高くなったとき、高いpCO2を持つ支流が多量に流入するために、流下に伴う渓流水のpH上昇傾向が一時的に逆転した。
索引語渓流水;pCO2;渓流;集水域;支流;影響;渓畔湿地;CO2;要因;渓畔帯幅
引用文献数23
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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