栃木県における牛ウイルス性下痢ウイルスの分子系統樹を利用した疫学解析
栃木県における牛ウイルス性下痢ウイルスの分子系統樹を利用した疫学解析
レコードナンバー | 773009 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 岩根 浄子 深井 克彦 田島 和彦 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 62巻・ 5号, p.371-375(2009-05) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (369KB) | ||
抄録 | 1989〜2007年に栃木県で分離された牛ウイルス性下痢ウイルス(BVDV)63株は、E2遺伝子327bpにおける分子系統樹解析により、21株が1a型、27株が1b型、11株が1c型、4株が2a型に分類された。また、BVDVが分離された牛の飼養農家が利用していた公共牧場に着目したE2遺伝子663bpにおける分子系統樹では、99.0〜100%の高い相同性で利用公共牧場別に分類された。このことから、公共牧場が県内におけるBVDVの主要な感染経路の一つであったことが示唆された。本県において実施している放牧予定牛を対象としたBVDV検査は、持続感染牛が公共牧場に放牧されることを阻止し、主要な感染経路を遮断するきわめて有効なBVDVのまん延防止対策であることが確認された。 | ||
索引語 | BVDV;公共牧場;分子系統樹;利用;栃木県;牛ウイルス性下痢ウイルス;分離;分類;感染経路;相同性 | ||
引用文献数 | 16 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |