大豆品種「サチユタカ」の機械化体系に対応した栽培技術(2)
大豆品種「サチユタカ」の機械化体系に対応した栽培技術(2)
レコードナンバー | 773176 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00016115 | NACSIS書誌ID | AN00243553 |
論文副題 | 汚損粒の発生低減のための収穫時期及び収穫時刻 | ||
著者名 | 鳥居 俊夫 桑原 恵利 池尻 明彦 岡本 賢一 中司 祐典 | ||
書誌名 | 山口県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Yamaguchi Agricultural Experiment Station | ||
別誌名 | Bull. Yamagushi Agric. Expt. Stn 山口農試研報 | ||
発行元 | 山口県農業試験場 | ||
巻号,ページ | 57号, p.34-42(2009-03) | ISSN | 03889327 |
全文表示 | PDFファイル (603KB) | ||
抄録 | 農業試験場本場内ほ場において、大豆「サチユタカ」を用いて成熟期後日数別、時刻別にコンバイン収穫試験を行い、汚損粒発生と大気湿度及び作物体水分との関係を明らかにするとともに、コンバイン収穫に適した収穫期間及び収穫時間帯の目安を検討した。1.収穫開始時期を成熟期後7日頃とすることで、汚損粒の発生割合が30%以下(検査等級3等相当以上)となり、色浅未熟粒の減少により外観品質が向上する。2.収穫終了時期を成熟期後25日頃とすることで、しわ粒及び変質粒(腐敗粒)の増加による外観品質の低下及び裂莢による損失を抑制できる。3.汚損粒発生の日変化は、収穫日にかかわらず大気湿度及び莢水分の影響を受ける。収穫の開始時刻の目安は、莢水分が20%以下となる時刻であり、収穫初期では午後から、成熟期後14日頃以降では10〜11時からである。4.莢に結露する日には、朝露が消えた後も莢水分が高い状態が2時間程度続き、汚損粒発生割合が高くなるため、その時間帯が過ぎてから収穫を開始する。5.収穫の終了時刻は、大気湿度が上昇し莢水分が戻り始める16時頃を目安とする。6.莢先熟の傾向が強く、茎水分が低下しにくい年でも、莢水分に留意して収穫することで汚損粒の発生割合が低減できる。 | ||
索引語 | 成熟期;収穫;莢水分;大気湿度;サチユタカ;汚損粒;収穫時期;収穫時刻;汚損粒発生;目安 | ||
引用文献数 | 14 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |