栃木県におけるブルータングウイルスの流行と検出遺伝子の分子系統樹解析
栃木県におけるブルータングウイルスの流行と検出遺伝子の分子系統樹解析
レコードナンバー | 773249 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 岩根 浄子 深井 克彦 田島 和彦 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 62巻・ 6号, p.451-456(2009-06) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (443KB) | ||
抄録 | 2005年、栃木県でブルータングウイルス(BTV)が流行した。牛の抗体調査の結果、1994年の県内初の流行確認以降最も早く広範囲な流行であった。2001年、2003年、2005年の県内流行BTVにおける血清型特異中和抗原VP2をコードするRNA分節2、内殻コア蛋白VP3をコードするRNA分節3および非構造蛋白質NS3/NS3AをコードするRNA分節10の分子系統樹解析を実施した。その結果、RNA分節3および10の解析から、国内株はアジア・オーストラリア株の一部に近縁で、独立した固有のグループを形成することが判明した。いっぽう、RNA分節2の解析から少なくとも2001年以降の県内流行は血清型21によるものと確認された。以上から、元来近隣諸国から侵入したBTVの一部が国内に定着し流行を繰り返している可能性が示唆された。 | ||
索引語 | 解析;流行;コード;栃木県;ブルータングウイルス;分子系統樹解析;一部;独立;確認;侵入したBTV | ||
引用文献数 | 19 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |