食中毒細菌の穀類加工品での生残とカテキン類の効果
食中毒細菌の穀類加工品での生残とカテキン類の効果
レコードナンバー | 780151 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
著者名 | 右井 淳子 近藤 和雄 澤田 拓士 工藤 由起子 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 50巻・ 3号, p.126-130(2009-06) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (396KB) | ||
抄録 | 穀類加工品中の食中毒細菌の生残について検討した。Salmonella EnteritidisとStaphylococcus aureusは穀類フレーク中で3週間以上生残した。S. Enteritidisは穀類フレーク中で7または14日保存後に10(2)CFU/g以下に減少したが、生残した菌は牛乳中で急速に増殖し25時間後には10(9)CFU/gに至った。また、カテキン溶液に浸漬後の穀物フレークでは、S. EnteritidisおよびS. aureusの菌数の減少が認められた。さらに、カテキンの穀類調理品への添加によってS. Enteritidis、S. aureusおよびBacillus cereusの生残または増殖が抑制された。以上のように、本研究ではS. Enteritidis、 S. aureusおよびB. cereusは穀類加工中で長期に生残が可能であり、カテキンがそれら食中毒細菌の生残と増殖を抑制することが明らかになった。 | ||
索引語 | 生残;食中毒細菌;Enteritidis;カテキン;増殖;穀類フレーク中;抑制;Salmonella Enteritidis;生残した菌;CFU/g | ||
引用文献数 | 21 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |