瀬戸内海中央部のアマモ・ガラモ混生藻場における魚類相の季節変化
瀬戸内海中央部のアマモ・ガラモ混生藻場における魚類相の季節変化
レコードナンバー | 780209 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00008678 | NACSIS書誌ID | AN00124667 |
著者名 | 上村 泰洋 小路 淳 | ||
書誌名 | 水産増殖 = The aquiculture | ||
別誌名 | Aquacult. Sci. Aquaculture Science Suisanzoshoku | ||
発行元 | 水産増殖談話会 | ||
巻号,ページ | 57巻・ 2号, p.233-241(2009-06) | ISSN | 03714217 |
全文表示 | PDFファイル (680KB) | ||
抄録 | 瀬戸内海中央部のアマモ・ガラモ混生藻場において魚類相を周年調査した。地曳き網により10m四方のエリア4箇所で毎月採集した結果、42種以上3,363個体の魚類を得た。個体数ではシロメバル(45%)、ヒメハゼ(17%)、ハオコゼ(16%)、重量ではハオコゼ(42%)、シロメバル(23%)、ウマヅラハギ(6.7%)の順に多かった。出現魚類の100m2あたり種数、個体密度、湿重量の最大値はそれぞれ6月(11.5種)、4月(196.5個体)、6月(441.0g)に、最小値はすべて2月(3.3種、7.8個体、19.0g)に観測された。生活史のなかで藻場との関わりが深い時期に基づいて、優占種は春期に藻場で成長するタイプI(ガラモ依存型:シロメバル)、夏期に藻場で成長するタイプII(アマモ依存型:ヒメハゼ、クサフグ、シロギス)、および1歳以上の個体が周年出現するが藻場を仔稚魚の成長のための主要な場として利用しないタイプIII(ハオコゼ)に分類された。アマモ・ガラモ混生藻場では、春〜夏期(アマモ繁茂期)に加えて冬〜春期(ガラモ繁茂期)にも魚類の個体密度と種数が増加した。 | ||
索引語 | ガラモ混生藻場;藻場;魚類相;アマモ;シロメバル;ハオコゼ;瀬戸内海中央部;魚類;成長;ヒメハゼ | ||
引用文献数 | 24 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |