単式蒸留機による焼酎醪の蒸留における留出成分の制御

単式蒸留機による焼酎醪の蒸留における留出成分の制御

レコードナンバー780307論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00020787NACSIS書誌IDAN10034389
著者名佐無田 隆
園田 直
西 祐馬
書誌名日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan
発行元日本醸造協会
巻号,ページ104巻・ 7号, p.555-565(2009-07)ISSN09147314
全文表示PDFファイル (625KB) 
抄録1.分縮器を備えていない蒸留機においては、対照より理論段数の大きな蒸留機で、前半は留出速度を大きく、後半は対照と同程度の小さな留出速度で蒸留(前急後緩型蒸留)すると対照と比較し留出液のアルコール濃度は高く、酸度は低く、OD 275は低くすることができた。2.分縮器付単式蒸留機では分縮器の冷却水レベルの調節による理論段数の変更により、前急後緩型蒸留が容易に実施できるほか、前半と後半の理論段数と留出速度の組合せにより多彩な蒸留が可能と推察された。3.フルフラールは、理論段数の大きい蒸留機で時間をかけて蒸留すると、理論段数の小さな蒸留機に比べ後半著しく増加した。単式蒸留機では理論段数が大きいほど分縮液量が多くなり、それに伴って蒸留時間が長くなり、蒸留時間が長いほどフルフラール生成量が増加し、生成したフルフラールは単式蒸留機の理論段数程度では分離されず留出すると推察された。4.留出液中の主な香気成分の内、沸点の高いβ-フェネチルアルコール(bp.約220℃)は蒸留操作による相違が大きく、前急後緩蒸留により対照より大きく減少した。5.単式蒸留機の到達しうる最大の理論段数を基準にした単式蒸留機効率を定義し、分縮率1.0または全還流速度ゼロにおける最大理論段数を利用した単式蒸留機効率測定法について考察した。
索引語蒸留;理論段数;分縮;単式蒸留機;対照;理論;蒸留時間;蒸留機;推察;増加
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat