繁殖農場における2産次の母豚の生存産子数減少の要因
繁殖農場における2産次の母豚の生存産子数減少の要因
レコードナンバー | 780501 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015317 | NACSIS書誌ID | AA11157349 |
著者名 | 齋藤 光 纐纈 雄三 | ||
書誌名 | 獣医疫学雑誌 = The journal of veterinary epidemiology | ||
発行元 | 獣医疫学会 | ||
巻号,ページ | 13巻・ 1号, p.40-45(2009-07) | ISSN | 13432583 |
全文表示 | PDFファイル (374KB) | ||
抄録 | 本研究の目的は、2産次の母豚の生存産子数(PBA)減少要因の探査とした。本研究では、104農場の2001-2005年に2産まで分娩した51,259頭の母豚の記録を用いた。2産次のPBA減少(D-PBA)は、2産次のPBAが1産次のPBA以下のものとした。分析には混合効果モデルを用いた。51,259頭の母豚のうち、49.5%でD-PBAが見られた。D-PBA発生割合は、1産次のPBAが13頭以上、授乳期間が17-19日、離乳後受胎日数(WCI)が7-12日、受胎季節が夏の時に高かった(P<0.05)。D-PBA発生割合は、1産次のPBAと季節、WCIと季節、WCIと1産次のPBAにおいて交互作用があった(P<0.05)。1産次のPBAが13頭以上の時、D-PBA発生割合は季節による差がなかった。1産次のPBAが13頭未満の時、夏に受胎した母豚は、冬や秋に受胎した母豚よりD-PBA発生割合が高かった(P<0.05)。全ての季節とPBAグループにおいて、WCIが7-12日の母豚はD-PBA発生割合がWCIグループ内で最も高かった(P<0.05)。初受胎日齢はD-PBA発生割合と関連がなく、授乳期間17-19日から≧26日までのD-PBA発生割合の差は0.3-0.5%であった(P<0.05)。結論として、D-PBAは1産次のPBAが多い、WCIが7-12日、受胎が夏である事と関連があった。 | ||
索引語 | PBA;母豚;季節;夏;WCI;D-PBA発生割合;D-PBA;繁殖農場;生存産子数減少;受胎 | ||
引用文献数 | 23 | 登録日 | 2011年04月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |