力学モデルを用いた風害の危険度評価に関する研究

力学モデルを用いた風害の危険度評価に関する研究

レコードナンバー780521論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005905NACSIS書誌IDAN10523851
著者名茅島 信行
佐々木 重行
書誌名福岡県森林林業技術センター研究報告
別誌名Bulletin of Fukuoka Prefecture Forest Research and Extension Center
研究報告
福岡県森林研報
発行元福岡県森林林業技術センター
巻号,ページ10号, p.4-10(2009-03)ISSN13418092
全文表示PDFファイル (625KB) 
抄録近年我が県では台風による森林被害が急増しているため台風災害に強い森林作りが急務となっている。本研究ではスギ試験林において毎木調査を行い、外部形態のみを指標とした単木としての簡易な力学モデルを用いて、根返りや幹折れといった風害の危険度と形状比や樹冠長比の関係について評価検討した。その結果、風害の危険度は形状比の指数乗に比例し、形状比によって定量的に風害の危険度を評価できる可能性が示されたとともに、根返りよりも幹折れの方が形状比の影響を受けやすいことが分かった。枝打ちを行ったと仮定してシミュレーションを行った結果、幹折れ危険度はほとんど変化しないが、根返り危険度は改善されるということが示唆されたが、実際には樹冠長比が高いほど風害の危険度は低く、樹冠長比と形状比の間にも負の相関があることから、結果的に風害の危険度を低くするためには樹冠長比を高くすることが重要であり、風害の危険度を改善するための積極的な枝打ちは薦められない。従って、風害の危険度を低くするためには、ある程度の樹冠長比を維持しながら形状比を低く抑え、枯れ上がった枝は速やかに落とすことが重要だと考えられた。
索引語風害;危険度;形状比;樹冠長比;幹折れ;力学モデル;根返り;枝打ち;研究;スギ試験林
引用文献数20
登録日2011年07月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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