カンキツ園におけるチャノキイロアザミウマ成虫の飛来時期と薬剤防除適期の関係
カンキツ園におけるチャノキイロアザミウマ成虫の飛来時期と薬剤防除適期の関係
レコードナンバー | 780721 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014825 | NACSIS書誌ID | AN00186121 |
著者名 | 増井 伸一 | ||
書誌名 | 日本応用動物昆虫学会誌 | ||
別誌名 | Japanese journal of applied entomology and zoology 日本応用動物昆虫学会誌 | ||
巻号,ページ | 53巻・ 3号, p.97-103(2009-08) | ISSN | 00214914 |
全文表示 | PDFファイル (497KB) | ||
抄録 | 力ンキツにおけるチャノキイロアザミウマの薬剤防除適期を明らかにするため、殺虫剤散布時期の異なる試験区を設け、各区の果実における寄生と被害を調査した。2000〜2002年に本種の有効積算温度をリアルタイムに計算することにより予測された第2世代〜第6世代または第7世代の成虫飛来ピーク日に基づき、その6.6±1.5日前(4〜9日前)、1.0±1.7日前(4日前〜1日後)、5.2±2.1日後(3〜9日後)に殺虫剤(イミダクロプリド、クロルフェナピル、アセタミプリドのいずれか)を散布する試験区と無散布区の4試験区を設けた。その結果、6.6日前と1.0日前に散布した試験区では果実上の成幼虫密度は低く、被害果率も安定して低く抑えられた。一方で、5.2日後に散布した試験区では成虫密度が一時的に高まり被害果率もやや高くなった。以上の結果から、本種の薬剤防除は各世代の成虫の飛来ピーク日当日から7日前までの期間に実施することが効果的であると考えられた。 | ||
索引語 | 薬剤防除適期;散布;本種;殺虫剤散布時期;リアルタイム;成幼虫密度;被害果率;高まり被害果率もや;期間;カンキツ園 | ||
引用文献数 | 15 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |