北海道における積雪成分の長期変動(1988-2008年)

北海道における積雪成分の長期変動(1988-2008年)

レコードナンバー780768論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012163NACSIS書誌IDAN10382771
著者名山口 高志
野口 泉
阿賀 裕英
岩田 理樹
上野 洋一
秋山 雅行
大塚 英幸
酒井 茂克
永洞 真一郎
山口 勝透
丹羽 忍
尾原 裕昌
田中 敏明
姉崎 克典
濱原 和広
書誌名北海道環境科学研究センター所報 = Report of Hokkaido Institute of Environmental Sciences
発行元北海道環境科学研究センター
巻号,ページ35号, p.61-68(2009-08)ISSN09168656
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抄録1988-2008年にかけて、4年ごとに北海道各地の積雪調査を行った。積雪には湿性沈着、乾性沈着の両方が含まれており、この調査では全道の最大積雪深の時期に試料を採取することで全積雪中に含まれる大気汚染物質全沈着量とその分布および長期変動を明らかにすることを目的としている。今回の2008年調査までの結果より、・長距離輸送によると思われる大気汚染物質は日本海側で多い。・非海塩由来硫酸イオン蓄積量は1990年代から2008年まで減少しているのに対し硝酸イオンは逆に増加している。・主たる酸性化物質は硫黄酸化物から窒素酸化物へと変化してきている。ことが明らかとなった。北海道内での大気質に大きな変動がないことから、この変化は大陸からの越境大気汚染が大きく寄与していると考えられる。なお2008年には非海塩由来硫酸イオン及び硝酸イオンの平均濃度の大幅な上昇が確認されたが、この要因として2008年の積雪水量が少なかったことが挙げられる。全調査を通して日本海側の蓄積量が多いこと、並びに硝酸イオン、アンモニウムイオンなど窒素を含むイオン蓄積量の増加傾向が確認されている。このため、この地域では雪に蓄積された大気汚染物質が融雪時に短期間に放出されることによる土壌、植生、水質等への影響を検討する必要がある。
索引語硝酸イオン;長期変動;大気汚染物質;日本海側;確認;湿性沈着;乾性沈着;最大積雪深;全積雪;大気汚染物質全沈着量
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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