モデル加工食品を用いた特定原材料(小麦)検査におけるネステッドPCR法の検討
モデル加工食品を用いた特定原材料(小麦)検査におけるネステッドPCR法の検討
レコードナンバー | 780808 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
著者名 | 橋本 博之 伊藤 歌奈子 田中 裕之 穐山 浩 手島 玲子 眞壁 祐樹 中西 希代子 宮本 文夫 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 50巻・ 4号, p.178-183(2009-08) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (449KB) | ||
抄録 | 市販食品を用いて特定原材料(小麦)の表示の妥当性検証を行ったところ、スクリーニング検査で陽性であったいくつかの食品において確認試験で陰性となることが確認された。両検査が一致しない場合には表示の妥当性検証は著しく困難となることから小麦のスクリーニング検査陽性モデル加工食品を11種類作製し、ネステッドPCR法による検出状況を調べた。比較対象として実施した通知法PCRでは8種類が、ネステッドPCR法では10種類のモデル加工食品が検出可能であった。検出不可能であったモデル加工食品では、鋳型DNAの増量により両PCR法で検出可能となった。しかし、過剰増量によるPCR反応阻害により増幅が不可能となることが、かまぼこおよびゼリーで確認された。以上の結果から、加工食品を対象としたPCR検査法を実施する際には、PCRに用いる鋳型DNA量を適切に増量することが有効な手段の1つになると考えられた。また、抽出DNA中に存在するPCR阻害物質の低減を図ることが今後重要と考えられた。 | ||
索引語 | 小麦;ネステッドPCR法;モデル加工食品;特定原材料;確認;表示;妥当性検証;実施;食品;加工食品 | ||
引用文献数 | 9 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |