ハヤトウリ果実抽出物のヒト皮膚3次元モデルでのメラニン生成抑制
ハヤトウリ果実抽出物のヒト皮膚3次元モデルでのメラニン生成抑制
レコードナンバー | 780943 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20014033 | NACSIS書誌ID | AA12076107 |
著者名 | 岡本 佳乃 野村 明 山中 晶子 丸山 進 | ||
書誌名 | 日本食品工学会誌 = Japan journal of food engineering | ||
別誌名 | 日本食品工学会誌 JSFE | ||
発行元 | 日本食品工学会 | ||
巻号,ページ | 10巻・ 3号, p.149-154(2009-09) | ISSN | 13457942 |
全文表示 | PDFファイル (499KB) | ||
抄録 | エンドセリン-1(ET-1)は強力な血管収縮因子や表皮メラニン細胞の分裂促準因子として知られており、紫外線刺激による色素沈着の原因物質の一つとして知られている。我々は、以前にハヤトウリ(Sechium edule)果実抽出物に紫外線で誘導される表皮角化細胞でのET-1産生を抑制する効果があることを報告した。今回、ハヤトウリ果実抽出物のメラニン生成への影響を検討し、さらに、含まれているポリフェノール量を測定したので報告する。本実験では表皮角化細胞と表皮メラニン細胞から構成されているヒト皮膚三次元モデルを使用し、色素沈着の観察とメラニン定量を行った。ハヤトウリ果実抽出物は黒色化を抑制し、メラニン生成量も抑える効果が観察された。また、ハヤトウリ果実抽出物にはチロシナーゼ酵素活性の阻害は見られなかった。ポリフェノールのHPLC-クーロアレイ法での分析結果から、乾燥物重量1gあたり、ルテオリン6.6μg、フェルラ酸5.6μg、p-クマル酸3.3μg、バニリン酸6.1μg、プロトカテク酸1.5μg、p-ヒドロキシ安息香酸0.8μgが含まれていることが明らかとなった。これらのポリフェノールなどの複合物がメラニン生成抑制作用を示しているのではないかと考えられる。 | ||
索引語 | ハヤトウリ果実抽出物;抑制;ポリフェノール;表皮角化細胞;効果;報告;Sechium edule;色素沈着;ヒト皮膚3次元モデル;メラニン生成抑制 | ||
引用文献数 | 13 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |