アノマー反転型糖質加水分解酵素のグライコシンターゼ化

アノマー反転型糖質加水分解酵素のグライコシンターゼ化

レコードナンバー780962論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010553NACSIS書誌IDAA11809133
著者名本多 裕司
伏信 進矢
日高 將文
若木 高善
祥雲 弘文
谷口 肇
北岡 本光
書誌名Journal of applied glycoscience
発行元日本応用糖質科学会
巻号,ページ56巻・ 2号, p.119-124(2009-04)ISSN13447882
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抄録還元末端オリゴキシラナーゼ[EC 3.2.1.156](REX)はキシロオリゴ糖を還元末端側から加水分解するアノマー反転型酵素である。野生型REXにα-X2-FとX1を作用させると、いわゆる“Hehre resynthesis-hydrolysis”と呼ばれる反応を触媒した。REXをグライコシンターゼに変換するために、REXの触媒塩基であるD263にsaturation mutagenesisによって種々のアミノ酸に置換した変異型酵素を作製し、α-X2-FとX1を作用させてグライコシンターゼ反応を調べた。9種のD263変異型酵素がグライコシンターゼ反応産物であるX3を生成したが、これらの酵素の中でD263Cが良いグライコシンターゼであった。しかし、これらの変異型酵素は、X3が生成するとともに加水分解産物であるX2を生成した。REXの活性部位構造を詳細にみると、求核試薬として作用する水分子がD263およびY198と水素結合を形成していることが判明した。次にY198に変異を導入したY198FとD263C/Y198FおよびD263N/Y198Fを作製した。これらの変異型酵素によるX3加水分解活性は、野生型酵素と比較して大幅に減少した。またY198Fのα-X2-F消費能は野生型の1.5倍であったが、D263N/Y198Fは1/10以下であり、D263C/Y198Fは微弱な活性しか示さなかった。次にY198FとD263N/Y198Fによるグライコシンターゼ反応の経時変化を調べると、X3が効率良く蓄積され、分解産物であるX2がほとんど検出されなかった。さらに、両酵素によるα-X2-F消費能の比活性を比較すると、Y198FがD263N/Y198Fより約20倍程度高かったので、Y198Fが最も良いグライコシンターゼであると総合的に判断した。
索引語Y198F;REX;D263N/Y198F;グライコシンターゼ;変異型酵素;作用;生成;X2-F;グライコシンターゼ反応;作製
引用文献数34
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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