Pseudozyma aphidis I-8株の産生するα-Amylaseの単離精製とその応用
Pseudozyma aphidis I-8株の産生するα-Amylaseの単離精製とその応用
レコードナンバー | 780973 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20010553 | NACSIS書誌ID | AA11809133 |
著者名 | 廣瀬 悦子 伊澤 菜穂 安立 純奈 森 茂治 間瀬 民生 | ||
書誌名 | Journal of applied glycoscience | ||
発行元 | 日本応用糖質科学会 | ||
巻号,ページ | 56巻・ 3号, p.207-214(2009-07) | ISSN | 13447882 |
全文表示 | PDFファイル (847KB) | ||
抄録 | 食虫植物の一種であるウツボカヅラ(Nepenthes bicalarate)の捕虫袋中の消化液から、α-amylaseを産生する酵母を分離した。分離した酵母は形態観察および26S rDNA-D1/D2に続くITS-5.8S rDNAの遺伝子解析からPseudozyma aphidis I-8と同定した。本酵母の培養液から各種クロマトグラフィーにより、α-amylaseをSDS-PAGEで単一バンドを示すまで精製した。収率は12%であり、精製酵素の比活性は1679U/mg、分子質量55kDa、反応最適温度、pHはそれぞれ60℃および5.0であった。また、Ca(2+)による酵素活性の上昇は認められなかった。可溶性デンプンを基質とした場合、分解率約10%でヨード呈色反応が消失し液化型のα-amylaseと推定されたが、分解限度は約70%で糖化型の性質をも示した。基質特異性の解析の結果、本酵素は、maltoseやisomaltose、pullulanには作用せず、一般的なα-amylaseと同様の基質特異性を示したが、maltotrioseにも良く作用した。本酵素を用いた製パン試験では、パンの柔らかさや色調には改善効果が認められなかったが、パネラーによる官能試験においてパンの味に良好な結果が認められた。 | ||
索引語 | 産生;amylase;Pseudozyma;aphidis;酵母;パン;基質特異性;結果;本酵素;作用 | ||
引用文献数 | 36 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |