ISSR、AFLPおよびRAPD分析によるハゼノキ優良候補個体のクローン識別と遺伝的類縁関係の推定
ISSR、AFLPおよびRAPD分析によるハゼノキ優良候補個体のクローン識別と遺伝的類縁関係の推定
レコードナンバー | 781173 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20018854 | NACSIS書誌ID | AA12003078 |
著者名 | 平岡 裕一郎 倉本 哲嗣 岡村 政則 大平 峰子 谷口 亨 藤澤 義武 | ||
書誌名 | 日本森林学会誌 | ||
別誌名 | 日林誌 J. Jpn. For. Soc. | ||
発行元 | 日本森林学会 | ||
巻号,ページ | 91巻・ 4号, p.246-252(2009-08) | ISSN | 13498509 |
全文表示 | PDFファイル (557KB) | ||
抄録 | (独)森林総合研究所林木育種センター九州育種場と福岡県で選抜されたハゼノキ優良候補個体について、9プライマーによる31のISSRマーカーと、2プライマー対による26のAFLPマーカーの併用によるクローン識別を行った。供試した77個体のクローン識別の結果、45クローンに分類され、そのうち主要在来品種と同一となった個体数は、昭和福が9個体、伊吉が24個体、王が2個体であった。大矢野1号と鹿屋1号はISSR分析において同一のDNA型を示したが、AFLP分析では異なるDNA型を示し、この2個体は異なるクローンと判断された。これらのクローンの遺伝的類縁関係を把握するため、ISSR、AFLPおよびRAPD分析で得られた、合計204マーカーの情報を基に、クラスター分析および主成分分析を行った。その結果、大きく二つのクラスターに分かれたが、分岐のブーツストラップ確率は高くなかった。また個体間の遺伝的関係と選抜地の地理的な関連性は見出されなかった。このことはハゼノキ栽培の普及に伴う、人為的な移動や在来品種等に由来する実生個体の混在が要因と推察された。本研究結果は、ハゼノキの交雑育種を進める上での基礎情報となると考えられる。 | ||
索引語 | クローン識別;クローン;ISSR;RAPD分析;ハゼノキ優良候補個体;遺伝的類縁関係;DNA型;2プライマー対;このこ;推定 | ||
引用文献数 | 35 | 登録日 | 2011年04月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |