リンゴの形質転換におけるAgrobacterium除菌用抗生物質の検討

リンゴの形質転換におけるAgrobacterium除菌用抗生物質の検討

レコードナンバー781589論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004168NACSIS書誌IDAA11608561
著者名小森 貞男
渡邉 麻紗乃
渡邉 学
田中 紀充
壽松木 章
和田 雅人
副島 淳一
松本 省吾
安達 義輝
李 積軍
書誌名園芸学研究
別誌名Horticultural research (Japan)
発行元園芸学会
巻号,ページ8巻・ 4号, p.419-426(2009-10)ISSN13472658
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抄録Agrobacterium法によるリンゴの形質転換体作出の際に用いる除菌用抗生物質の検討を行った。供試した抗生物質はCarbenicillin(CBPC)、Clavulanic acid/Amoxicillin(CVA/AMPC)、Cefotaxime(CTX)、Meropenem(MEPM)、Vancomycin(VCM)およびDoxycycline(DOXY)の6種類である。Agrobacterium tumefaciens EHA101の増殖はCBPCが1,500mg/L、CVA/AMPC750mg/L、CTX500mg/L以下、MEPM50mg/L、DOXY200mg/Lで抑制され、VCMでは1500mg/Lでも抑制できなかった。一方、培地に抗生物質を添加した場合のリンゴのシュート長は抗生物質無添加区と比較してCBPC、CTXおよびVCMでは差がなく、CVA/AMPCおよびDOXYでは高濃度区で有意に短くなった。MEPMは濃度上昇に伴ってシュート数が増加する傾向が認められた。葉切片からのシュート再分化に及ぼす影響は、CTXでは無添加区に比較してシュート再分化率が低くなるものの、高濃度でも一定の再分化率を維持した。MEPMは無添加区よりシュート再分化率が高かった。DOXYでは葉切片が全く肥大せずすべて枯死した。抗生物質の作用機序を考慮した場合、グラム陰性菌に広く抗菌作用を有し選択毒性の高いCTXとMEPMなどの細胞壁合成阻害剤がAgrobacteriumの除菌に有効であることが推定された。
索引語MEPM;リンゴ;抗生物質;葉切片;無添加区;CTX;DOXY;CBPC;VCM;検討
引用文献数37
登録日2011年07月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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