いもち病真性抵抗性の異なる多系品種「ササニシキBL」導入後のイネいもち病菌レースの変遷

いもち病真性抵抗性の異なる多系品種「ササニシキBL」導入後のイネいもち病菌レースの変遷

レコードナンバー781608論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012290NACSIS書誌IDAN10395398
著者名笹原 剛志
大場 淳司
辻 英明
近藤 誠
神名川 真三郎
三上 綾子
門間 陽一
菅野 博英
畑谷 みどり
書誌名宮城県古川農業試験場研究報告 = Bulletin of the Miyagi Prefectural Furukawa Agricultural Experiment Station
別誌名Bull. Miyagi Furukawa Agric. Exp. Stn.
宮城古川農試報
発行元宮城県古川農業試験場
巻号,ページ7号, p.61-69(2008-12)ISSN09172904
全文表示PDFファイル (672KB) 
抄録1995〜2004年の10年間、継続的にササニシキBLの葉いもちおよび穂いもち病斑からいもち病菌を分離し、レース検定を実施した。また、1996年にササニシキBL圃場および隣接する一般品種作付圃場の穂いもち病斑からいもち病菌を分離し、レース構成を比較した。ササニシキBL圃場では、1995年、1996年はレース037.1の分離頻度が高い傾向にあったが、Pik、Pik-mの混合割合を減らしたところ、037.1の分離地点数は減少した。一方、1996年から混合されたPiz系統に親和性のレース077.1等の分離頻度も1996年から増加した。1997年に混合されたPiz-tに対して親和性のレース407.0は、翌年に出現した。一般品種圃場からは主にレース007.0が分離された。一方ササニシキBLでは、2系統に親和性の037.1の分離頻度が高い傾向にあった。構成系統に非親和性の007.0の分離頻度も高く、これは穂では真性抵抗性の発現が明瞭ではないことや、異品種の混入などが原因と考えられた。このように、レースの変遷は、品種の栽培面積やBL混合系統の比率に大きく左右された。隣接するササニシキBLおよび一般品種作付圃場におけるレース頻度は、一般圃場では圧倒的にレース007.0の分離頻度が高く単純であるのに対し、ササニシキBL圃場では複雑であった。Pot-2 rep-PCR DNAフィンガープリント法による遺伝子型の比較では、調査した5地点でレース007.0とレース037.1は異なる遺伝子型で、調査地域内における両レースの遺伝的背景や伝染経路が異なることが示唆された。
索引語分離頻度;ササニシキBL;分離;穂いもち病斑;いもち病菌;親和性;ササニシキBL圃場;変遷;いもち病真性抵抗性;イネいもち病菌レース
引用文献数17
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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