ホルスタイン種去勢牛における胸最長筋および僧帽筋の脂肪酸組成と筋炎の有無との関連性

ホルスタイン種去勢牛における胸最長筋および僧帽筋の脂肪酸組成と筋炎の有無との関連性

レコードナンバー781656論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014792NACSIS書誌IDAN0007465X
著者名浜崎 陽子
石井 努
中橋 良信
村澤 七月
高橋 奈緒子
撫 年浩
木村 信煕
日高 智
口田 圭吾
書誌名肉用牛研究会報
別誌名肉用牛研究会報
発行元肉用牛研究会
巻号,ページ87号, p.9-14(2009-06)ISSN03868419
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抄録本研究では、ホルスタイン種去勢牛における胸最長筋および僧帽筋のモノ不飽和脂肪酸(MUFA)割合と筋炎の有無との関連性について、画像解析の手法を用いて調査を行った。材料として、筋炎が多発している1牧場から出荷されたホルスタイン種去勢牛22頭を用いた。供試牛においては、左右の半丸を切開し、両半丸の第6-7肋骨間切開面における筋炎の有無の確認および枝肉横断面画像の撮影を行った。またガスクロマトグラフィーにより、左右半丸それぞれの胸最長筋および僧帽筋における交雑脂肪の脂肪酸組成の測定を行い、MUFA割合を算出した。筋炎が発生した僧帽筋の画像解析形質のうち、筋肉面積(-0.546)および僧帽筋の厚さ(-0.622)においてMUFA割合との間に中程度から高い負の相関が示された(P<0.01〜0.05)。このことから、筋炎が発生した僧帽筋では、筋肉の面積や厚さが大きいほどMUFA割合が低くなる傾向にあることが示された。僧帽筋に筋炎が存在する枝肉における胸最長筋および僧帽筋のMUFA割合の最小二乗平均値は、それぞれ50.75%および55.82%であり、筋炎の存在しない枝肉におけるそれら(52.52%および57.48%)と比べ、有意に低かった(P<0.05)。また、筋炎が発生した僧帽筋において、炭素鎖が14および16個の脂肪酸(C14:0、C14:1、C16:0およびC16:1)が高い値を示し、筋炎が発生していない僧帽筋においては、炭素鎖が18個の脂肪酸(C18:0、C18:1およびC18:2)およびMUFA割合が高い値を示した。これは、筋炎の発生がC16:0より長鎖の脂肪酸への炭素鎖延長に対して、酵素の働きを阻害するなどの影響を与えている可能性を示唆するものである。
索引語筋炎;僧帽筋;脂肪酸;MUFA割合;胸最長筋;発生;有無;ホルスタイン種去勢牛;脂肪酸組成;関連性
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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