過熱蒸気処理による木材への耐朽性付与

過熱蒸気処理による木材への耐朽性付与

レコードナンバー781682論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20001550NACSIS書誌IDAA1155559X
著者名伊藤 貴文
増田 勝則
書誌名奈良県森林技術センター研究報告
別誌名Bulletin of the Nara Forest Research Institute
奈良県森技セ研報
Bull. Nara, For. Res. Inst.
発行元奈良県森林技術センター
巻号,ページ38号, p.45-51(2009-03)ISSN13459864
全文表示PDFファイル (446KB) 
抄録槽内の温度のばらつきが小さい過熱蒸気処理装置を設計し、それを用いて加熱処理の条件と付与される耐朽性との関係を求めた。処理温度による差は明確であり、JIS K 1571に定める木材保存剤の性能基準値を満たすには、240℃では8時間、260℃では2時間の処理時間を要し、220℃・24時間あるいは、200℃・72時間の処理では、その基準値を満たすことはできなかった。過熱蒸気処理時の重量減少率と、抗菌操作時の重量減少率との間には密接な関係があり、それは処理温度や時間に関係なく、前者の減少率が高くなるほど、後者は低くなり、スギ辺材では過熱蒸気処理時の重量減少率が18%を超えたときに、上述の性能基準値を満たした。また、200℃や220℃の処理でもさらに処理時間を延長することで、高い耐朽性が付与できることが推定された。このように、木材保存剤に匹敵する耐朽性が発現する条件は、温度と時間の2つの因子で決定されることが確かめられた。さらに、樹種による差も明らかになり、樹種ごとに処理条件を決定する必要性が認められた。
索引語処理;時間;耐朽性;重量減少率;温度;条件;関係;付与;処理温度;差
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat