瀬戸内海東部の香川県小豆島沿岸における海草の分布とアマモの季節変化

瀬戸内海東部の香川県小豆島沿岸における海草の分布とアマモの季節変化

レコードナンバー781700論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010505NACSIS書誌IDAN1016441X
著者名藤原 宗弘
山賀 賢一
香川 哲
末永 慶寛
書誌名香川県水産試験場研究報告
別誌名Bull. Kagawa Pref. Fish. Exp. Stn.
香水試研報
発行元香川県水産試験場
巻号,ページ10号, p.9-15(2009-03)ISSN09107045
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抄録本研究では、瀬戸内海東部の香川県小豆島沿岸における海草アマモの分布域および群落の季節変化を把握し、生態的特性の検討から、アマモ場回復技術の高度化に資することを目的とした。確認されたアマモ群落のほとんどは、海底面の傾斜の影響により沖だし方向の広がりがほとんどみられず、海岸線に沿って細長く帯状に分布していた。アマモ群落の株密度と現存量の季節変化は、1月〜6月頃の水温上昇期に実生株、分枝した株の加入、花枝・栄養株の生長に伴い急激に増加し、7月〜9月頃の高水温期頃には草体の枯死流出により急激に減少し、10月〜12月頃の水温下降期では、ともに低い水準で推移した。株密度は、2006年6月に最大で220株/m2、2006年9月に最小で36株/m2であり、同一水深帯でも株密度のばらつきや用いる方形枠の大きさにより差がみられた。現存量は、地上部では2006年6月に最大で355.2gD.W./m2、2006年10月に最小で26.0gD.W./m2、地下部では2006年6月が最大で173.6gD.W./m2、2006年9月が最小で36.4gD.W./m2であり、地上部と地下部では、ほぼ同調したパターンで推移した。国内の多年生アマモ群落の季節変化と比較して、土庄地先のアマモ群落の現存量は平均的な値であったが、株密度、花枝の出現率はやや低い値であった。これらが他海域と比較した本海域におけるアマモ群落の特徴であった。以上のことなどから、さまざまなアマモ群落の特徴を把握することにより、それぞれの地先の環境条件に即した、より高度なアマモ場回復技術を開発するための有用な基礎的資料を得た。
索引語アマモ群落;季節変化;株密度;現存量;分布;瀬戸内海東部;香川県小豆島沿岸;把握;アマモ場回復技術;花枝
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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