宮崎におけるアオリイカ孵化稚仔の飼育育成について

宮崎におけるアオリイカ孵化稚仔の飼育育成について

レコードナンバー781809論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005643NACSIS書誌IDAN00177164
著者名松浦 光宏
田口 智也
書誌名宮崎県水産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Miyazaki Prefectural Fisheries Research Institute
Bull. Miyazaki. Pref. Fish. Res. Inst
宮崎水試研報
発行元宮崎県水産試験場
巻号,ページ11号, p.18-28(2007-03)ISSN13445863
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抄録アオリイカの種苗生産技術は、生きた餌の確保に問題があり、未だ確立されていない。しかし、漁業者からは増養殖を目的とした人工種苗供給の要望が強いことから、種苗生産試験に取り組んだ。試験は2回行い、いずれも、天然海域に生み付けられた卵のう塊を採集し、陸上水槽で孵化させた後、その孵化稚仔イカに生きた魚等を餌として与え養成した。課題は、孵化直後から、必要な餌として使用できる魚の検索およびその確保であったが、有効な生きた魚の確保は難しく、餌不足のため、稚仔イカは多数死亡した。しかし、試験途中ではあるが、淡水魚カダヤシを海水馴致処理後に生き餌として投餌する方法を開発した結果、餌不足による減耗は止まり、生残率は向上した。試験1回目は、542個の卵から78日の養成期間を経て、平均外套背長58.0±6.5mm、平均体重20.0±5.6gの稚イカを21尾、試験2回目は、691個の卵から、47日間の養成を経て、平均外套背長41.0±4.0mm、平均体重7.1±1.6gの稚イカを10尾生産した。孵化後から試験終了時までの生残率は、それぞれ3.9%と1.4%の低い数値であったが、産卵期間が長く、孵化日の調整が難しいアオリイカにとって、カダヤシは、孵化直後から種苗生産終了時まで、1種で一貫して使用できる有効な餌と推察された。その後、生産した稚イカ29尾を死んだ魚のみを餌として飼育、養成した。さらに、生き残った2尾を親イカとして、2回の産卵試験を行った。試験1回目は7個の卵が途中まで発育したものの、孵化直前までに全て死亡した。試験2回目の卵のうは、全て発育しなかった。親イカとして使用した雌は、2回目の産卵翌日の2006年6月27日、雄は、2006年7月21日に死亡した。このアオリイカは、孵化後374日生存した。
索引語餌;アオリイカ;確保;アオリイカ孵化稚仔;飼育育成;試験;卵;魚;孵化;使用
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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