レコードナンバー | 781869 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
ALIS書誌ID | ZZ00014131 | NACSIS書誌ID | AN00348744 |
著者名 | 梅村 和弘 |
書誌名 | 北農 |
発行元 | 北海道農事試驗場北農會 |
巻号,ページ | 76巻・ 4号, p.427-430(2009-10) | ISSN | 00183490 |
全文表示 | PDFファイル (238KB) |
抄録 | 簡便でコンパクトな顎運動計測装置で乳牛の顎運動を計測し、採食量を推定した。本装置は、振り子、マイコン通信装置を内蔵し、首輪に装着した。マイコンのメモリーは10分間の積算値で3ヶ月間保存でき、電池寿命は1年間である。目視観察と本機の計測値の比較を5頭のホルスタイン乾乳牛を用いて行った結果、その関係は直線的で(R(2)=0.9)、反芻の影響はなく、歩行の影響はごく僅かであった。首輪へ装着する方法は、頭絡を用いる場合に生じる問題を回避できた。本機を用いた採食量推定は、8頭の搾乳牛を用いて行った。採食回数と採食量との回帰線は、草現存量に依存した(120、190g DM/m2)。採食量は採食回数と草現存量の関係式から推定することができた。何れの現存量の場合も回帰線のR(2)は0.7以上であった。本カウンターは頭が下がっている場合の顎の運動回数を記録したが、頭が上がっている反芻や咀嚼時は、本機(首輪)が顎に触れないため記録しなかった。本機は首輪を用いているため装着が容易で、研究者や農家での使用に効果的である。 |
索引語 | 頭;採食量;首輪;本機;推定;計測;装着;反芻;影響;採食回数 |
引用文献数 | 9 |
登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |