スプレーギク‘グリーンドリームナース’の育成経過と緑花色の遺伝

スプレーギク‘グリーンドリームナース’の育成経過と緑花色の遺伝

レコードナンバー781940論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20034662NACSIS書誌IDAA12330347
著者名山田 栄成
岩崎 勇次郎
書誌名静岡県農林技術研究所研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry
発行元静岡県農林技術研究所
巻号,ページ2号, p.1-7(2009-03)ISSN18828264
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抄録本県スプレーギクの主力品種である‘ドリームナース’の異なる花色の品種群「ドリームナースシリーズ」に、近年人気の高い緑花色品種を追加する目的で、緑花色極小輪の八重咲き品種‘グリーンドリームナース’を育成した。その育成経過は、2004年11月に白花色の‘ドリームナース’を種子親とし、緑花色の‘グリーンフレンド’を花粉親として交配を行った。2005年6月には種し、11月上旬までに開花した25株のうち、5株を優良個体として選抜した。選抜個体を系統として、所内および現地ほ場で生育および開花特性について調査した。その結果、‘ドリームナース’に似た極小輪の花型で、緑花色等の有望性が認められたため、2007年7月に育成を完了し、‘グリーンドリームナース’と命名した。‘グリーンドリームナース’は、親品種の‘ドリームナース’とほぼ同じ極小輪八重咲きの花型で、緑花色のスプレーギク切花用品種である。また、本品種は、‘ドリームナース’よりも3〜4日程度開花が早く、切花長、切花全重がやや大きい。花径も‘ドリームナース’とほぼ同じかやや大きい小輪多花性のスプレーギクである。緑花色の遺伝を調べる目的で、育成親である‘ドリームナース’および‘グリーンフレンド’の正逆交配を行い、F1における緑花色とその他の花色の分離比を調査した。その結果、明確な分離比は明らかにならなかったが、緑花色を種子親に用いた方が、その逆の組合せよりもF1に緑花色株が多く得られる傾向が認められた。また、育成した‘グリーンドリームナース’の挿芽苗に15GyのX線を照射し、得られた花色変異を調査した。その結果、緑花色から白花色および黄緑花色の変異が得られた。このことから、緑花色は白花色よりも優性であることが明らかになった。
索引語緑花色;ドリームナース;花色;白花色;グリーンドリームナース;育成経過;F1;調査;遺伝;スプレーギク
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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