卵子卵丘細胞複合体と卵子形成

卵子卵丘細胞複合体と卵子形成

レコードナンバー782141論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20020157NACSIS書誌IDAN10548943
著者名島田 昌之
書誌名Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
別誌名日本卵子学会誌
発行元日本哺乳動物卵子学会
巻号,ページ26巻・ 4号, p.189-194(2009-10)ISSN13417738
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抄録卵丘細胞は、卵子を直接覆う細胞層を形成し、その性質は卵子分泌因子により制御されている。一方、卵子もまた卵丘細胞からギャップジャンクションを介して送られるグルコース代謝物にエネルギー生産を依存している。この相互依存関係は、卵子の発達に必須であることが遺伝子欠損マウスの解析から明らかとなっている。排卵期においては、LH刺激を受けた顆粒膜細胞が発現・分泌するEGF like factorが卵丘細胞に作用する。EGF受容体の下流にはERK1/2があり、このシグナル伝達系は、卵丘細胞の膨潤と卵子の成熟に必須である。卵丘細胞の膨潤は、ヒアルロン酸の蓄積によるが、受精過程でヒアルロン酸が分解されることが卵丘細胞のToll like receptorを活性化させ、ケモカイン類の分泌を介して精子の受精能獲得を誘起させる。このToll like receptorにより、卵丘細胞は細菌感染を感知し、感染防御機構を作動させるという自然免疫能を有する。さらに、卵丘細胞が発現する因子が、卵子の減数分裂再開の調節を行っていることも明らかとなってきた。このように、卵丘細胞は卵子の発達、成熟、受精を制御する重要な機能を担っている。
索引語卵丘細胞;卵子;必須;like;制御;発達;膨潤;成熟;ヒアルロン酸;Toll
引用文献数46
登録日2011年07月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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