流行盛期のリンゴ斑点落葉病の発病程度に関するコホート内症例対照研究

流行盛期のリンゴ斑点落葉病の発病程度に関するコホート内症例対照研究

レコードナンバー782525論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014149NACSIS書誌IDAN0019269X
著者名猫塚 修一
羽田 厚
岩舘 康哉
石黒 潔
書誌名日本植物病理學會報 = Annals of the Phytopathological Society of Japan
別誌名Japanese journal of phytopathology
日本植物病理学会報
発行元日本植物病理學會
巻号,ページ75巻・ 4号, p.314-322(2009-11)ISSN00319473
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抄録通常の農薬散布が行われている一般栽培圃場における、リンゴ斑点落葉病の流行初期の6月上旬〜7月上旬の発病程度と流行盛期である7月下旬の発病程度との間の因果関係仮説を創出するために、岩手県内の過去13年間(1993〜2005年)の発病調査データを用いてコホート内症例対照研究を実施した。供試データは、岩手県内の40〜56地点における6月上旬から7月下旬の発病葉割合で、延べ625事例から構成される。各事例は、各地域の気候特性を反映した特徴的な流行様相が本研究の因果関係仮説に対する交絡因子となることを避けるため、流行様相の異なる4地域に層別化した。7月下旬の発病程度から、県中部を少発生地域、残りを多発生地域とみなした。本研究の結果から、流行初期の7月上旬の発病程度と流行盛期である7月下旬の発病程度には緊密な関連性が認められ、オッズ比(OR)は少発生地域では10.4、多発生地域では3.1であった。流行初期の6月下旬と流行盛期の7月下旬との関連性は、多発生地域では明確には認められなかったが、少発生地域では認められた(OR:3.8)。これらの結果から、通常の農薬散布が行われている条件下において、流行初期の発病程度と流行盛期の発病程度の間に因果関係があるとする仮説の蓋然性は高いと推察された。
索引語発病;流行初期;7月下旬;流行様相;少発生地域;多発生地域;リンゴ斑点落葉病;農薬散布;因果関係仮説;岩手県内
引用文献数17
登録日2011年03月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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