米糠施用が中国および日本産水稲品種の根系特性に及ぼす影響

米糠施用が中国および日本産水稲品種の根系特性に及ぼす影響

レコードナンバー782799論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名辺 嘉賓
守屋 明洋
諸隈 正裕
豊田 正範
楠谷 彰人
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ79巻・ 1号, p.44-52(2010-01)ISSN00111848
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抄録水稲の中国産品種(津籾308、津星2号)と日本産品種(コシヒカリ、ヒノヒカリ)を供試し、除草剤および化成肥料を施用する慣行区(K区)とこれらを使用せず米糠を散布する有機区(U区)における根系特性を比較した。1次根数および総根量(総根長、総根重、総根表面積)はK区の方がU区よりも大きかったが、総根量/根数から求めた平均根量は、いずれもU区の方が大きかった。比根重(総根重/総根長)と根直径はU区の方が小さかったが、根比重には明確な差はみられなかった。U区の根は土壌表面から5cmまでの層に分布する根長の割合が高く、また、土層が深くなるに従って層別根長割合が急激に低下するため、根の深さ指数はK区よりも小さくなった。これらより、U区では多くの細くて長い分枝根が浅く分布していると考えられた。出液速度/株は、ヒノヒカリを除くとU区で小さかったが、出液速度/根数は、コシヒカリ以外はU区の方が大きかった。出液速度/根表面積のU区とK区の差は小さかった。いずれの品種においても、U区の比根重の低さと平均根表面積の大きさおよび出液速度/根数の高さはよく対応していた。したがって、U区は細い分枝根が長く伸びることで1本の根の表面積、すなわち吸水面積が大きくなり、根1本当たりの吸水量が多くなったと推測される。しかし、U区は根数が少ないために出液速度/根数の大きさが出液速度/株に結びついていなかった。
索引語出液速度;根;根数;U区;ヒノヒカリ;総根量;総根長;総根重;比根重;根系特性
引用文献数34
登録日2011年03月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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