家畜敷料に竹材を利用した堆肥の幼植物試験による評価
家畜敷料に竹材を利用した堆肥の幼植物試験による評価
レコードナンバー | 782915 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00007587 | NACSIS書誌ID | AN00168764 |
著者名 | 太田 壮洋 | ||
書誌名 | 山口県畜産試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bull. Yamaguchi. Live. Res. Inst. Bull. Zoo. Exp. Stn. Yamaguchi Jap. 山口県畜試研報 Bulletin of the Zootechnical Experiment Station, Prefecture of Yamaguchi, Japan | ||
発行元 | 山口県畜産試験場 | ||
巻号,ページ | 24号, p.75-78(2009-03) | ISSN | 02871262 |
外部リンク | |||
全文表示 | PDFファイル (221KB) | ||
抄録 | 粉砕した竹を、家畜の敷料の一部として利用し、堆肥化した堆肥の評価を行うため、コマツナを用いて発芽試験、栽培試験及び根長指数に係る調査を実施した。供試区分は、敷料資材として竹加工残材とオガクズを混合した竹50%区と、オガクズ単体のオガクズ区の2区分で、それぞれの資材を敷料利用した後、堆肥化して供試した。堆肥の成分を分析したところ、竹50%区の硝酸態窒素はオガクズ区に比べて3倍以上高かった。発芽試験は、両区に差はなかったが、栽培試験における最大葉長及び生体重については、竹50%区がオガクズ区より優れる傾向があり、最大葉長については、有意差が認められた。しかし、生体重については測定値のバラツキが大きかったため、有意な差は認められなかった。根長については、竹50%区はオガクズ区に対して有意に短かった。以上のことから、竹を敷料資材の一部として利用し、堆肥化した堆肥をコマツナに施用しても生育を阻害する事はないと考えられた。また、竹50%区のコマツナの最大葉長や生体重が、オガクズ区に比べて優れる傾向があったのは、硝酸態窒素等の無機態窒素を多く含んでいたためと考えられ、竹を含む堆肥は、窒素の肥効の高い堆肥になることが推察された。ただし、根の伸長率について、竹50%区が有意に低かったことについては、今後検討する必要がある。 | ||
索引語 | 堆肥;堆肥化;オガクズ区;利用;竹;敷料資材;最大葉長;生体重;コマツナ;家畜敷料 | ||
引用文献数 | 13 | 登録日 | 2011年07月19日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |