放牧草地のノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)パッチが木本稚樹の分布と生育に及ぼす影響

放牧草地のノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)パッチが木本稚樹の分布と生育に及ぼす影響

レコードナンバー790313論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014871NACSIS書誌IDAN00194108
著者名福田 栄紀
書誌名日本草地学会誌
別誌名日本草地学会誌
Japanese journal of grassland science
Glassland science
Journal of Japanese Society of Grassland Sciences
Journal of Japanese Society of Grassland Science
発行元日本草地学会
巻号,ページ55巻・ 4号, p.326-331(2010-01)ISSN04475933
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抄録放牧草地において有刺植物ノイバラの分布が草地の植生遷移に及ぼす影響を解明するため、ノイバラパッチが草地内の稚樹の空間分布に及ぼす影響、およびパッチ内外における稚樹の生育の差違を調べた。中国山地の二次林に接する放牧草地に1007m2の調査区を設け、ベルトトランセクト法により出現するノイバラパッチと稚樹の位置と高さを計測した。単位面積当たりの出現稚樹数は、全14樹種中12樹種でパッチ内の方がパッチ外より多かった。このうち出現稚樹数の多い5樹種中、遷移初期種を中心とする4樹種でパッチ内の出現頻度の方が有意に高く、また全樹種合計の出現頻度についても同様であった。樹高は上記5樹種中4樹種でパッチ内の方が高かったが、その差が有意であったのは1樹種のみであった。ノイバラは刺による物理的防御機能により牛放牧条件下で自らの個体群を防御するのみでなく、そのパッチ内に出現する他の森林構成種の稚樹個体群をも同時に防御し、草地内に稚樹バンクを保持することによって、植生遷移を促進する種と言える。
索引語放牧草地;稚樹;パッチ内;植生遷移;ノイバラパッチ;草地内;出現頻度;防御;影響;ノイバラ
引用文献数19
登録日2011年03月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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