アフラトキシンB1の生体内運命
アフラトキシンB1の生体内運命
レコードナンバー | 790439 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20003608 | NACSIS書誌ID | AN00334513 |
著者名 | 熊谷 進 | ||
書誌名 | マイコトキシン | ||
別誌名 | マイコトキシン研究会会報 Proceedings of the Japanese Association of Mycotoxicology | ||
発行元 | マイコトキシン研究会 | ||
巻号,ページ | 60巻・ 1号, p.7-16(2010-01) | ISSN | 02851466 |
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全文表示 | PDFファイル (487KB) | ||
抄録 | ラットを用いたアフラトキシンB1(AFB1)の生体内挙動に関する研究によって、AFB1の主な吸収部位が小腸であること、とくに十二指腸から効率よく吸収され、腸間膜静脈へ移行することが明らかにされた。移行中にアフラトキシコール(AFL)に変換されるが、これは血球による代謝を反映したものであった。各種動物の肝臓ミクロゾームのAFB1-DNA結合活性(AFB1-エポキシド生成活性)を比較検討した結果、この活性は、AFB1の毒性に対する感受性の動物種差との間に一定の関係をもたなかった。肝臓サイトゾールのアルデヒドリダクターゼ活性の動物種差も、AFB1毒性に対する動物種差とは対応していなかった。しかし、肝臓サイトゾールのグルタチオンSトランスフェラーゼ(GST)活性が強いほど、AFB1毒性に対する感受性が低いという関係が認められたことから、このGST活性の相遠がAFB1毒性に対する動物種差を招来することが示唆された。 | ||
索引語 | 活性;AFB1;ST;動物種差;アフラトキシンB1;毒性;感受性;関係;移行中;肝臓ミクロゾーム | ||
引用文献数 | 22 | 登録日 | 2011年05月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |