Fusarium solani f. Sp. eumartiiによるトマトフザリウム株腐病(新称)

Fusarium solani f. Sp. eumartiiによるトマトフザリウム株腐病(新称)

レコードナンバー790545論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014149NACSIS書誌IDAN0019269X
著者名中山 喜一
青木 孝之
書誌名日本植物病理學會報 = Annals of the Phytopathological Society of Japan
別誌名Japanese journal of phytopathology
日本植物病理学会報
発行元日本植物病理學會
巻号,ページ76巻・ 1号, p.7-16(2010-02)ISSN00319473
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抄録2004年5〜6月、栃木県の施設栽培トマト(土耕栽培)で、茎の基部が激しく褐変腐敗し, 病勢が進展すると立枯症状を呈する病害が発生した。病斑部から常法により病原菌を分離したところ、Fusarium属菌が高率に分離された。分離菌株の小分生子は、0〜1隔膜、楕円〜紡錘形で長い分生子柄上に擬頭状に形成された。大分生子は、1〜5隔膜、鎌形であった。厚壁胞子は表面平滑または粗であった。分離菌株をトマトに接種したところ原病徴が再現され、接種菌が再分離された。トマト以外の植物に対する寄生性を検討したところ、インゲンマメ‘初みどり2号’およびソラマメ‘讃岐長莢早生蚕豆’ に病原性が認められた。TEF1-α遺伝子による系統解析により、分離菌株はO’DonnellによるFusarium solani種複合体のクレード3に属したが、交配群MP-I〜VIIのいずれとも異なった系統群であることが判明した。また、分離菌株は、Romberg and Davis(2007)の報告したF. solani f. sp. eumartii とTEF1-α遺伝子の塩基配列が一致し、rDNA ITS領域の塩基配列も高い相同性が認められることから、分離菌株をF. solani f. sp. eumartiiと扱ってよいと判断した。本病をF. solani f. sp. eumartiiによるトマトフザリウム株腐病と呼ぶことを提案する。
索引語F. solani;分離菌株;トマトフザリウム株腐病;Fusarium solani;Sp.;新称;分離;α遺伝子;塩基配列;栃木県
引用文献数23
登録日2011年03月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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