養殖イトモズクから分離したアルギン酸のレオロジー特性

養殖イトモズクから分離したアルギン酸のレオロジー特性

レコードナンバー790588論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010553NACSIS書誌IDAA11809133
著者名照屋 武志
玉城 志博
小西 照子
田幸 正邦
書誌名Journal of applied glycoscience
発行元日本応用糖質科学会
巻号,ページ57巻・ 1号, p.7-12(2010-01)ISSN13447882
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抄録沖縄県で、養殖により生産されたイトモズクからアルギン酸(Na型)を分離精製(1.5%、湿潤藻体)して蒸留水に溶解(90、150または210mg/20mL)し、それにNaCl、KClおよびCaCl2の混合液(おのおの30mg、30mgおよび30mg/10mL;最終塩濃度、それぞれ0.1%)を加え、レオゴニオメーターを使用して貯蔵弾性率(G’)と損失正接(tan δ)を測定した。Na型のアルギン酸は1.0%でも降伏値が認められず、擬塑性流動を示したが、混合塩を添加したアルギン酸溶液は0.3%以上の濃度で降伏値が認められ、塑性流動を示し、濃度の増大に伴って、高いずり応力にシフトした(35℃)。アルギン酸溶液の貯蔵弾性率は、0.3%で高い値を有し、濃度の増大に伴って著しく増大して0.5%、室温で、ゲルを形成した。低温側では0.3%でゲル化した。貯蔵弾性率は温度の上昇に伴って徐々に50℃まで減少し、それ以上の温度で逆に増大して、シグモイド曲線を示した。tan δは0.3%、0℃で、0.42であったが、0.7%では0.18に減少した。アルギン酸溶液に尿素(4.0M)を添加しても、高い貯蔵弾性率に留まった。また、本アルギン酸の貯蔵弾性率は中性からアルカリ側で高い値を示したが、酸性側で著しく低い値に留まった。イトモズクから分離したアルギン酸は、カルシウム(Ca(2+))と部分的に分子鎖内および分子鎖間架橋を形成してゲル化することが推察された。また、高い温度で、L-グルロン酸の関与する疎水的相互作用により安定な貯蔵弾性率を有することが考えられた。
索引語貯蔵弾性率;アルギン酸;増大;Na型;降伏値;値;濃度;アルギン酸溶液;温度;分離
引用文献数36
登録日2011年03月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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