日本における森林生態系の物質循環と森林施業との関わり

日本における森林生態系の物質循環と森林施業との関わり

レコードナンバー790673論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
著者名柴田 英昭
戸田 浩人
福島 慶太郎
谷尾 陽一
高橋 輝昌
吉田 俊也
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ91巻・ 6号, p.408-420(2009-12)ISSN13498509
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抄録日本の森林生態系における物質循環と森林施業の関わりについて、既往研究をレビューした。これまで、森林伐採が物質循環や水質形成に及ぼす影響については、伐採後に樹木の養分吸収が低下することによって、河川へ硝酸態窒素が溶脱することが示されてきた。一方、北海道北部における伐採後の林床植生による窒素養分吸収や、関東北部での火山灰土壌における硝酸吸着、流域水文過程に伴う河川水質変化など、日本における特色あるプロセスについて報告されている。また、急傾斜地における森林施業の結果として斜面崩壊が生じることで、流域生態系の水文・水質形成過程が影響されることも示唆された。さらに、河畔緩衝域での窒素除去、河川流路内での栄養塩スパイラル、里山における森林管理と物質循環変化など、生態系境界域での研究が重要であることが指摘されている。今後は、地域ごとの特性を考慮に入れるとともに、施業影響下での物質循環モデルのバラメタリゼーションなどをさらに推し進めることが重要である。
索引語物質循環;森林施業;日本;影響;森林生態系;日本の森林生態系;森林伐採;水質形成;養分吸収;硝酸態窒素
引用文献数133
登録日2011年03月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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