ヤシガニにおける異なる水温で飼育した幼生の成長と形態形成および幼生の大量飼育
ヤシガニにおける異なる水温で飼育した幼生の成長と形態形成および幼生の大量飼育
レコードナンバー | 790896 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00008678 | NACSIS書誌ID | AN00124667 |
著者名 | 杉崎 みお 浜崎 活幸 團 重樹 北田 修一 | ||
書誌名 | 水産増殖 = The aquiculture | ||
別誌名 | Aquacult. Sci. Aquaculture Science Suisanzoshoku | ||
発行元 | 水産増殖談話会 | ||
巻号,ページ | 58巻・ 1号, p.135-142(2010-03) | ISSN | 03714217 |
全文表示 | PDFファイル (536KB) | ||
抄録 | 希少生物資源であるヤシガニの増養殖を目指した人工繁殖技術開発研究の一環として、5段階の異なる水温に調節した容器(平均21.3、24.6、27.0、29.8、32.4℃)で飼育したゾエアとメガロパの成長と形態形成を調べた。また、500l水槽2基を用い、水温約29℃でふ化からメガロパまで大量飼育を行った。ゾエアの頭胸甲長は水温の上昇にともない大型化した。一方、メガロパで口器として機能する顎脚外肢長の頭胸甲長に対する割合は水温の上昇にともない減少する傾向を示した。さらに、27.0〜29.8℃ではゾエアの尾肢剛毛数が多くなり、メガロパの鋏脚が大型化するなど、幼生の形態形成が進む傾向がみられた。500l水槽ではメガロパまでの大量飼育に成功し、生残率はいずれも高く、71.1%と81.6%を示した。以上の結果から、ヤシガニ幼生の飼育には、水温27〜30℃が適しているものと判断された。 | ||
索引語 | ゾエア;メガロパ;水温;形態形成;大量飼育;幼生;ヤシガニ;成長;飼育した幼生;飼育 | ||
引用文献数 | 31 | 登録日 | 2011年05月25日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |