牛ウイルス性下痢ウイルスワクチンによる中和抗体価維持期間に関する調査
牛ウイルス性下痢ウイルスワクチンによる中和抗体価維持期間に関する調査
レコードナンバー | 791083 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 加藤 肇 一條 祐一 江村 有希子 佐藤 礼一郎 高久 英徳 大西 守 田島 誉士 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 63巻・ 1号, p.33-37(2010-01) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (356KB) | ||
抄録 | 牛ウイルス性下痢ウイルス(BVDV)生ワクチンの接種プログラム設定の参考にするため、ワクチン接種後の抗体の維持期間についての調査を行った。北海道根室地区の酪農場で飼養される育成牛20頭を試験に用い、BVDV1を成分に含む生ワクチン1回接種群10頭(A群)、生ワクチン接種後にBVDV1とBVDV2を成分に含む不活化ワクチンを接種した群5頭(B群)およびワクチン未接種群5頭(C群)に区分した。A群は3年間の調査期間中にBVDV1とBVDV2に対する抗体価が上昇し維持されB群との間で抗体価に有意な差は認められなかった。C群でも抗体価の大きな上昇が認められなかったことから、調査期間中に野外株が牛群に侵入した可能性は低いと考えられた。BVDV1生ワクチンの1回接種により得られた抗体は少なくとも3年間維持されることが確認された。本症対策として育成期における生ワクチンの1回接種は有用な手段の一つと考えられた。 | ||
索引語 | 抗体価;調査;中和抗体価維持期間;生ワクチン;抗体;成分;調査期間中;上昇;接種;BVDV | ||
引用文献数 | 21 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |