ナスの促成栽培におけるセイヨウオオマルハナバチによる受粉
ナスの促成栽培におけるセイヨウオオマルハナバチによる受粉
レコードナンバー | 791222 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00011918 | NACSIS書誌ID | AN10406825 |
著者名 | 橋本 和泉 前田 幸二 | ||
書誌名 | 高知県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Kochi Agricultural Research Center | ||
別誌名 | Bull. Kochi Agric. Res. Cent. 高知農技セ研報 | ||
発行元 | 高知県農業技術センター | ||
巻号,ページ | 19号, p.29-35(2010-03) | ISSN | 09177701 |
全文表示 | PDFファイル (513KB) | ||
抄録 | ナス品種‘竜馬’の促成栽培において、セイヨウオオマルハナバチによる受粉について検討した。1.インキュベーター内で異なる温度条件下で培養した寒天培地上でのナス花粉の発芽率は、10℃および12℃恒温条件下では0%、15℃恒温条件下では約20%と著しく低かった。一方、促成栽培ハウス内の変温管理を想定した10〜26℃の範囲内の変温条件と25℃恒温条件下ではほぼ同等で、56〜67%と高かった。2. 10〜26℃の範囲内で変温管理した促成栽培ハウス内で培養した寒天培地上のナス花粉の発芽率は、インキュベーター内25℃恒温条件下に比べて置床から3〜6時間後には高く、9〜24時間後にはほぼ同等の18〜25%の範囲内で推移した。3.最低夜温10℃として10〜27℃の範囲内で変温管理したハウス内にセイヨウオオマルハナバチ1群を放飼し、10月〜6月まで促成栽培したところ、収穫果率は80%以上で、収穫所要日数、上品率および上品収量ともに慣行の植物ホルモン剤による単花処理とほぼ同等となり、ナス品種‘竜馬’の促成栽培における花粉媒介昆虫としてのセイヨウオオマルハナバチの利用が可能であることが分かった。 | ||
索引語 | 範囲内;セイヨウオオマルハナバチ;促成栽培;恒温条件下;促成栽培ハウス内;受粉;ナス;ナス品種;竜馬;培養 | ||
引用文献数 | 19 | 登録日 | 2011年07月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |