低温処理期間と果実熟度が‘南高’種子の発根、発芽および実生生育に及ぼす影響

低温処理期間と果実熟度が‘南高’種子の発根、発芽および実生生育に及ぼす影響

レコードナンバー791347論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009168NACSIS書誌IDAA11480140
著者名根来 圭一
書誌名和歌山県農林水産総合技術センター研究報告
別誌名和歌山農林水技セ研報
Bull. Wakayama Res. Cent. Agri. Forest. Fish
発行元和歌山県農林水産総合技術センター
巻号,ページ11号, p.53-57(2010-03)ISSN13455028
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抄録ウメの育種期間短縮のため、採種当年に発芽させ健全な実生を効率的に獲得できる低温処理期間および採種果実の熟度について‘南高’種子を用いて検討した。1.青果収穫した‘南高’果実の種子に4℃程度の低温処理を40日以上行うと、採種当年に高い確率で発根した。果実収穫後最も早く発根率が80%以上となった区は、49日処理区であった。発芽率についても40日以上の低温処理区で80%以上と高かったが、ほとんどの実生に葉の萎凋や早期の伸長停止が観察された。実生育成率および正常実生率は60日処理区で最も高かった。2.完熟収穫果実から得られた種子は青果収穫果実より得られた種子に比べて発芽率、実生育成率、正常実生率および実生の生育が明らかに優れた。3.完熟収穫果実から得られた種子の発根率は、45日以上低温処理を行った区で高く、果実収穫日から発根率が80%に達するまでの日数が最も短かったのは、51日処理区であった。また、発芽率は低温処理24日以上で80%以上と高かったが、正常実生率が80%以上であったのは51および72日処理区であった。実生の生育量については、低温処理日数が24から51日までの区間に差は認められなかったが、58日以上では劣る傾向であった。4.これらの結果から総合的に判断すると、ウメ‘南高’の実生を早期に獲得するためには、完熟収穫果実から採種し、4℃程度の低温処理を50日間程度行い播種することが適当と考えられた。
索引語実生;種子;南高;低温処理期間;早期;低温処理;発根;発芽;発根率;正常実生率
引用文献数2
登録日2011年07月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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