ニシキゴイ受精卵のポビドンヨード剤による消毒効果の検討

ニシキゴイ受精卵のポビドンヨード剤による消毒効果の検討

レコードナンバー791479論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008155NACSIS書誌IDAN00182867
著者名小林 健一郎
佐藤 将
樋口 正仁
下条 義信
兵藤 則行
書誌名新潟県内水面水産試験場調査研究報告
発行元新潟県内水面水産試験場
巻号,ページ34号, p.1-8(2010)ISSN03861643
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抄録KHV感染耐過魚の垂直感染に関する知見を得るとともに、ヨード剤を用いたニシキゴイ卵の安全で簡便な消毒方法を確立するため、消毒条件に関する試験を行った。本試験に用いた感染耐過魚から得た未受精卵、精液、受精卵および卵巣液は、全てKHV陰性であった。卵に付着している生菌数を指標に消毒効果を調べた結果、50mg/L・15分、50mg/L・30分、200mg/L・15分、200mg/L・30分のいずれの条件においてもヨード剤の浸漬後の生菌数が浸漬前より減少した。発眼期(受精62時間後)に消毒(50mg/L・15分間、50mg/L・30分間、200mg/L・15分間、200mg/L・30分間)を行った卵の発眼率およびふ化率は、通常のニシキゴイ生産で得られる値の範囲内であり、未消毒区の発眼率およびふ化率との間に有意な差は認められなかった。受精14〜15時間後の卵では、50mg/L・15分間、50mg/L・30分間の消毒処理区と、未消毒区の発眼率およびふ化率との間に有意な差は認められなかった。消毒処理中に減少するヨウ素濃度は、消毒する卵量が増えると多くなる傾向が認められたが、3g/2Lの卵密度で50mg/L・15分間消毒処理後の有効ヨウ素濃度の平均値は40.6mg/Lであり、KHVを不活化可能な濃度であった。発眼期および受精14〜15時間後の卵を用いて、有効ヨード濃度50mg/Lのヨード剤に15分間浸漬することにより、ニシキゴイ受精卵を安全に消毒できるものと考えられた。
索引語発眼率;ふ化率;卵;未消毒区;ヨード剤;消毒;ニシキゴイ受精卵;消毒効果;生菌数;差
引用文献数13
登録日2011年07月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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