アコヤガイ幼生の付着基質に関する基礎研究

アコヤガイ幼生の付着基質に関する基礎研究

レコードナンバー791491論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012384NACSIS書誌IDAN10425987
著者名中本 崇
松井 繁明
秋本 恒基
濵田 弘之
書誌名福岡県水産海洋技術センター研究報告
別誌名Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
発行元福岡県水産海洋技術センター
巻号,ページ20号, p.73-76(2010-03)ISSN09192468
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抄録本県相島における真珠養植の特色は、相島に生息するアコヤガイの遺伝的多様性に考慮し、天然採苗したアコヤガイを母貝として用いることにある。そのため、天然採苗による稚貝の確保は非常に重要である。本研究では、天然採苗に関する漁場試験と室内試験を行い、相島での効率的な天然採苗手法開発の基礎資料を得ることを目的とした。漁場試験と室内試験において、付着基質として網類およびアワビ種苗生産用の付着板(以下、付着板)で採苗試験を行った結果、漁場では、魚類による食害が大きいと考えられた。また、付着板においては、横置きの方が縦置きよりも稚貝が付着しやすいことが確認された。さらに付着基質の色は黒色の方が、透明、白色および褐色よりも稚貝が付着しやすいことが明らかとなった。また、相島の漁場に多数生息するカワハギの稚魚およびベニツケガニが、アコヤガイ稚貝を多数捕食することを確認した。これらのことから天然採苗を行う上で重要なことは、魚類およびカニ類の食害を防ぐような構造を有し、なおかつ付着面積が広く、潮通しが良くアコヤガイ幼生の接触機会が多いことが必要であると考えられる。また、アコヤガイ幼生が付着基質として好む色も考慮に入れる必要があると思われる。
索引語相島;付着基質;アコヤガイ幼生;稚貝;付着板;色;アコヤガイ;漁場;考慮;漁場試験
引用文献数7
登録日2011年05月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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